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2007年1月に作成された記事

2007年1月29日 (月)

ショパン:夜想曲集 アファナシエフ

前回に引き続き、昨年12月にコロムビアから発売されたクラシックのCD廉価盤クレスト1000から私が録音と編集を担当したアルバムがありますので紹介しましょう。なんだかCDの宣伝をしているみたいですけど、実際の録音現場の様子を知ってもらうと、また音楽の感じ方も違ってくると思います。今回もショパンですが、   ショパン:夜想曲集 (COCO-70868)です。 演奏は1947年モスクワ生まれの巨匠ヴァレリー・アファナシエフです。恐ろしく異様に遅いテンポで演奏していますので、別の曲に聴こえるかもしれません。独自の精神性の高い境地に達している巨匠のみが許されるのであり、ピアノを勉強している子供達は決してまねをしてはいけません、ダメです、とても危険です。一生台無しな人生をおくります。 録音については以前このブログのデンオン録音機の話の中でも紹介しました。現在巨匠はパリ郊外ヴェルサイユにお住まいです。またフランスではワイン通の文化人として有名で、自宅のワインセラーには高価なワインがたくさんあるとのことです。かつて私はスイスの片田舎での録音時にレストランでそんな巨匠に不味い安ワインを無理やり飲ませたことがあります。 あの時はごめんなさい。

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2007年1月25日 (木)

ショパン:前奏曲集 リフシッツ

昨年12月にコロムビアから発売されたクラシックのCD廉価盤クレスト1000に私が録音と編集を担当したアルバムがありましたので紹介しましょう。 ショパン:前奏曲集 (COCO-70870)です。演奏は1976年ウクライナ生まれのコンスタンチン・リフシッツです。初めて会った時はまだ17才の少年でしたが、非凡な才能を感じました。それからの活躍(アルヘリッチの代役やロストロポーヴィチとの共演等)は目覚しいものがあります。その後プライベートでは母親位の年の女性と結婚したり、ユダヤ教に改宗したりと天才のやることは我々にはわかりません。!! ところでこのCDの録音は1999年11月1~3日に群馬の笠懸野文化ホールで行ったものです。グレン・クールドを感じさせるような感性と完璧なまでのテクニックをあわせもつ天才ピアニストの音を捕えるのは至難の業でしたが、 一緒に仕事ができたことは幸せでした。ニコニコ 参考までに写真のアシスタント・マイクマイクはショップスのCMC54UGでカプセル間23cm、高さ165cmです。なお後方にメイン・マイクマイクのDPA4006の姿が見えるようですね。録音方式は96KHz,24bit(ジャケットには未表示)、A/Dコンバーターはdcs902、録音機はNAGRA-Dでした。

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2007年1月23日 (火)

カフェでの打ち合わせ

  今日はお昼に録音依頼の方との会食がありまして、その後六本木のディストリビューターへCDを納品して来ました。そしてその録音依頼についてカフェで打ち合わせをしようということになってカフェ を探そうとしたのですが、その時突然目の前に巨大な建物が現れました。そうですこれがTVで紹介していた21日に開館したばかりの国立新美術館なのでした。カフェ、レストランは確か入場無料と言っていましたので、さっそく中に入ってみました。巨大な空間のわりにはとても静かな雰囲気でさすが美術館は違いますわね。落ち着いた感じで打ち合わせができました。 お勧めのスポットです。

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2007年1月18日 (木)

ライヴ録音の編集

今週は14日に録音した天野さんの録音素材の編集をしていました。 このライヴ録音は特にCD制作化する予定はありませんが、一応きちんとした形にして置きたいので編集しました。ライヴなので当然拍手があります。 ライヴ録音に拍手を入れるかどうかは昔から議論があるところです。レコード会社ではこれはディレクターの考え方で決まります。またこの拍手をいれるかどうかでも例えば私がいつもライヴ録音している合唱団の録音でも必ず取り除いてくれとの指定があります。拍手も録音素材の一つです。あるオーディオ雑誌で録音評論家がこのCDには最後に拍手が入っているので正真正銘の正しいライヴ録音だと書いていましたが、実はそんなことはありません。拍手の後付けは簡単にできます。 また拍手の中での編集もやります。2分間の拍手を20秒に縮めてフェードアウトなどもよくやります。更にライヴを盛り上げるため拍手だけ数dBレベルアップすることもあります。ただ拍手というのは音響学的にはインパルスレスポンスの重ね合わせなので以外と編集に気を付けなければなりません。エンディング処理では通常ゲネプロの素材を使って編集しますが、今回はコンサートの後に特別セッションを設けてライヴの演奏全曲それぞれのエンディングだけを録音して編集することにしました。聴衆によってはライヴ録音をしていることがわかるとわざと咳をしたり、拍手の先出しをする人がいます。 そのためそこだけ差し替えるのです。エンディングについては通常拍手の直前でカットしエコー付けで処理するのが普通です。またサイレントの音素材をつなぐこともあります。このように実は分からないようにつなぐ編集技術にも奥深いところがあります。聴覚心理学でのマスキング効果を効果的に使っているということです。  ところでチェンバロの音は編集し易い音の一つありますよ。何故か考えてみてください。

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2007年1月17日 (水)

チェンバロリサイタル

14日にチェンバロリサイタルのライヴ録音をしました。会場は羽田空港飛行機近くの長照寺という何とお寺です。まさか本堂ではと思っていたら講堂の間違いでした。!! でも正面にお釈迦様の像があることを除けば、少し小振りですが、立派なコンサートホールです。私もキリスト像の前では数え切れないほど録音しましたけれど、お釈迦様の前での録音は長い録音エンジニア生活で初めてです。思わず録音が上手くいくように拝んでしまいました。それで今回のリサイタルのチェンバリストはオランダ在住の天野乃里子さんです。録音に使用したマイクはアースワークスのQCT-1のステレオペアとDPAの4006のステレオペアで録音機はTASCAM DA-78HRで4chマルチ録音後2chステレオミックスとなります。このホールのように残響が少ない状況で音量の小さいチェンバロでしかもライヴなのでQCT-1を直接音収音用メインマイク、4006を間接音収音用アンビエンスマイクとしてのスタンスでミックス収音することにしました。 デンオン時代のチェンバリスト中野振一郎氏のバッハのゴルトベルク変奏曲の録音ではCDのジャケットに表記していませんが、このQCT-1ステレオペアのみによるワンポイント録音(COCQ-83424,25)をしています。このマイクはチェンバロとの相性がすごく良いです。
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2007年1月 7日 (日)

録音会場の下見

昨日雪にもめげず新潟県魚沼市まで行って来ました。 関越高速道も赤城から関越トンネルまでチェーン規制がかかっていたため、急遽都内のGSでチェーンを購入し赤城PAで取り付けた後吹雪の中50Km/hで向いました。トンネルを抜けた後は順調に走行し少し遅れで4ヶ月振り現地小出郷文化会館に到着して、既に到着していた今年ハーブクラシックスからデビュー予定の謎のアーティストと合流しました。ナゾの人 この日の目的はアーティストに録音予定現場での会場音響確認をしてもらうこととテスト録音でした。手早くマイクセッティングと録音準備を済ませテスト録音です。 この録音は無伴奏のヴァイオリンですので、ソロ録音の標準的マイクセッティングを行いました。それとマイク選びもしたいのでアシスタントマイクをステレオで2種類立てました。ヘッドホンモニターで仮ミックスを作ってCD-Rにコピーしアーティストに手渡しです。もちろん各マイクの音はマルチ録音していますので帰ってから本ミックスします。 そして2時間ほどで会場チェックを終わり、近くの馴染みの蕎麦屋「薬師」で名物「へぎそば」を賞味しながら打ち合わせです。昨年は3mも積もった雪も今年は30cm程度で所々地面が見える状態でこれもエルニーニョのおかげですかね。本当は期待していたのですが・・・。その後アーティストを最寄の駅まで送った後、こしひかりと地酒を買い込んで一路帰京です。 Img_0445 Img_0441 とにかく慌しい出張でした。あせる

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2007年1月 5日 (金)

2007年のハーブクラシックス

皆様新年明けましておめでとうございますお節料理 本日福岡から戻ってきました。飛行機 今年はハーブクラシックスを急騰させてアップ 皆様のお役に立てるように精一杯頑張って参ります。ニコニコ本年も何卒宜しくお願い申し上げますうり坊 ところで明日新潟まで行ってきます。天気予報では大雪注意報が出てますが、実は今年ブレークが間違いないアーティストナゾの人と一緒に録音現場の下見です。詳細はImg_0437 です。

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