« チャイコン | トップページ | チャイコンその3 »

2007年7月 5日 (木)

チャイコンその2

チャイコンその2です。やはり日本を代表するヴァイオリニスト五嶋みどりさんの演奏会の話です。エリアフ・インバル指揮ベルリン・ドイツ交響楽団でヤナーチェクのグラゴル・ミサとシンフォニエッタ(COCO-80665廃盤中)をベルリン・フィルハーモニーホールで録音していた時でしたが(デンオンレーベルにおいてこの会場での録音は後にも先にもこの時が唯一)、我々の録音スケジュールの直後にソニーのセッション&ライヴ録音の予定が入っていました。そこにはクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会も含まれていて、五嶋みどりでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の演奏が予定されていました。そうか、五嶋みどりの録音をするのだなと直感しました。せっかくだからそのコンサートを聴いてやろうと思ったのですが、チケットは完全売り切れ状態で、当日ホール入り口で余っている人から買い求めるしかありません。  でも、何とか確実に聴きたいので同僚のドイツ人に何かいい方法は無いかと相談したら、「我々は今毎日、フィルハーモーに通っているではないか。そこで君だが、今のうちに楽屋口の守衛に顔を売っておきなさい。そして当日正々堂々と入れば良い。」とドイツ人らしい明解なアドバイスを受けました。なぁーるほど、そっかー、その手があったか、ということで翌日から守衛さんに妙に愛嬌を振り撒くこととなりました。 連日の努力の甲斐あって、当日はもちろんフリーパスで楽屋口からホール内に入ることができました。この演奏会の五嶋みどりさんの演奏は大変素晴らしいもので、チョン・キョンファのような情熱的というより、知的にクールで燃えるという感じで聴き惚れてしまいました。もちろんバックのサポートはさすがで、演奏後の拍手はもの凄かったです。成功 この時の演奏はライヴ録音盤としてソニーからCDが発売されていて、今ではこの曲の代表的名盤のひとつになっています。  演奏会の後半はベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」でしたが、オケの乗りがいまいち良くなく、欲求不満になりそうな出来でした。当然これも録音していたでしょうが、アバドは2000年にベートーヴェン交響曲全集を新たにリリースしているので、多分この時の音源はお蔵行きとなってしまったようですね。ダウン

Photo_16

|
|

« チャイコン | トップページ | チャイコンその3 »

ヴァイオリン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137930/15660376

この記事へのトラックバック一覧です: チャイコンその2:

« チャイコン | トップページ | チャイコンその3 »