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2009年4月22日 (水)

杯呑の秘曲?

クイケン・カルテットによるその他ハイドンの作品としては、隠れた名曲といわれる弦楽四重奏曲 Op.51「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」(COCO-70520)があります。録音は1994年10月、オランダ、ハーレム、ドープスヘジンデ教会で行ったものです。曲のタイトルからご想像出来るかと思いますが、大変暗~い(ごめんなさい)けど美しい曲です。終楽章の「地震」を除けば全楽章が緩徐な曲(ゆったりとした癒し系)で構成されているという極めて異例な作品で、オリジナルは管弦楽版で発表当時大変人気を呼んだらしく、この作品に自信があり気を良くしたハイドンは弦楽四重奏版、オラトリオ版、さらにピアノ版等にも編曲しています。ちなみにこの作品の代表的CDは管弦楽版として、ムーティ&ウィーン・フィルアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、今年リリースされたブリュッヘン&18世紀オーケストラ等、弦楽四重奏版として、エマーソン弦楽四重奏団等があります。ところで先月インマゼールがトッパンホールでフォルテピアノで演奏したリサイタルは感動ものだったそうですって。sign01 さて、弦楽四重奏版は管弦楽版ほどダイナミックな表現はないものの、四本の弦楽器が織りなすデリケートな音の純粋な響きと静かな緊張感の持続、さらに感動表現において極度の集中が要求されます。そういう意味ではピリオド楽器を用いたクイケン・カルテットによる演奏はハイドン自身が「音楽をはじめて聴くものにも、深い感銘を与えずにはおかない。」と語ったことを正に証明するような感動に満ちた名演となっています。もしかしたらハイドン・イヤーの今年この曲、ブレイクするかも・・・爆弾

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