カテゴリー「ピアノ」の110件の記事

2015年3月 1日 (日)

生誕130年記念CD発売

 今年2015年が記念年となるクラシック音楽作曲家としては生誕150年となるシベリウスが筆頭です。その次では没後50年のヴァレーズ山田耕筰ですが、著作権が切れるので話題になるかというところです。いのピー的にはもっとヴァレーズが評価されて欲しいですけれど。フルート演奏を趣味とするオヤジとしては「密度21.5」を演奏・・・否、録音したいです!?
 ところで、過去に古楽器の録音を沢山していたのでもちろん古楽は好きですが、その一方取っつき難いといわれる現代曲ですが、大学院時代に非常勤講師の柴田南雄先生の講義を受講して以来積極的に聴くようになりました。山田耕筰のピアノ曲はスイスのチューリッヒでロシア人ピアニストで録音したことがあります(その時の録音の経緯は過去の記事で紹介しています)。そのCDはもしかしてコロムビアから再発されるかもしれませんね。cd
 さて、これから本題です、生誕130年となるとベルクがいますが、なんと東欧のクロアチアにも生誕130年となる国を代表する作曲家がいらっしゃいました。クロアチアというとサッカーファンなら、ボバンシューケルの名前が直ぐに出てくるでしょうし、Jリーグ広島のミキッチはそうです。その作曲家とは女流なのですが、ドラ・ペヤチェヴィッチといいます。今回そのペヤチェヴィッチのピアノ独奏曲全50作品を録音した世界初のCD(HERB-023&24)二枚組をリリースいたしました。
Img_5458_1_2 もちろん録音はいのピーが担当して、昨年1月雪の新潟県魚沼市小出郷文化会館で、タカギクラヴィアさん所有の1912年製のヴィンテージ・ニューヨーク・スタインウェイCD368を使用し西井葉子さんが演奏して96KHz/24Bitのハイレゾ録音したものです。

 ペヤチェヴィッチについては日本における第一人者である西井さんが自身のHPで詳しく紹介されていますのでそちらを参考にしていただけると嬉しいです。なお、ツイッターはこちらです。
 さて、それぞれ約74分にもなるCD二枚組、全50曲となると中々録音するのも大変でしたが、場所が場所だけに美味しいお米とお酒に助けられて無事に終わることができました。録音後、編集作業を行い記念すべき生誕130年の年の初めにリリースすることが出来た今はほっとしています。是非その抒情溢れる音楽に浸ってください。spa
 なお、3月28日にCD発売記念コンサートが開催されますので、よろしくお願いします。西井さん以外の演奏家も生誕130年ということでその他ペヤチェヴィッチの作品を取り上げ演奏するようなので、今年はペヤチェヴィッチがブレークするかなクラッカー
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2015年2月23日 (月)

近藤薫のCD

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 近藤薫さんのCDについて録音風景写真を紹介します。録音はすごく順調に進みました。それは近藤さん自身で既に音楽が完成していて通しで完璧に演奏するので、テイク数は少なくて済み、同じ曲を別の日に再録音する程の余裕さえあったという録音制作する方としては大変ありがたいアーティストでした。なお、譜捲りのアシスタントに来たドレミちゃんが中々ユニークな存在で、ともすると微妙な空気になりがちな録音現場の雰囲気を和らげてくれました。かくし芸で何と伴奏の長尾洋史さんのヴァイオリン演奏を聴けたのも貴重な思い出でした。意外とこうしたハプニングは録音終了後等演奏家がリラックスして乗って来ると起きるものです。scissors
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 ところで、このCDが発売された先月福岡市で九州交響楽団の演奏会があり、近藤さんがコンサートマスターを務めるということで聴きに行ってきました。相変わらずの鮮やかなコンサートマスター振りで、演奏終了後ご挨拶に行きました。もちろん、受付にはCDが販売されていて、近藤さんが女子高生が購入したCDにサインする姿が有りました。cd

ぶらぼあ4月号のCD評はこちらです。

  東京フィルを経て、九響のコンマスを務める俊才の初ソロ盤。彼の実演にはオーケストラや室内楽で数多く接してきたが、今回ソロを初めて聴き、こんなに上手 かったのかと驚嘆した。近藤のヴァイオリンは、春の雪解け水のように瑞々しく、草や木々を潤すように作品を紡いでいく。荒井英治が編曲した「ジークフリー ト牧歌」は、オリジナルがこちらかと思うほど自然で緻密な佇まい。弱音に細心の注意が払われているシュニトケとペルト、そして長尾洋史の好サポートも光る フランク。どこまでも清廉で悠揚としたその彫琢は、過去の巨匠たちの名盤にも比肩するような美しさだ。(渡辺謙太郎)
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2015年2月18日 (水)

新譜のご案内です

 ハーブクラシックスから新譜のご案内です。昨年4月に埼玉県秩父市のミューズパーク音楽堂で録音したもので、現在九州交響楽団のコンサートマスターを務めている近藤薫のデビューアルバム(HERB-022)です。もちろん、録音、編集、マスタリングはいのピーが担当しました。
 さて、このCDの一押しはワグナー作曲=荒井英治編曲の「ジークフリート牧歌」です。荒井英治さんは現在東京フィルハーモニー交響楽団のソロ・コンサートマスターで、モルゴーア・カルテットのメンバーでもあります。また、編曲者としてはプログレッシブ・ロックとして高く評価されるピンク・フロイドの音楽を自ら演奏し現代に甦らせた一連の作品は話題を呼びました。その荒井さんがワグナーに挑戦した訳ですが、特に奇をてらう事無くオーソドックスな作品となっています。近藤薫氏の演奏も格調高く立派な演奏となっています。今後この編曲を演奏するヴァイオリニストが増えることを荒井さんは期待しているそうです。また、荒井さんは同じくハーブクラシックスからバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全六曲のCD(HERB-008&009)をリリースしています。
 CDにはその他、フランクのヴァイオリン・ソナタ、シュニトケの「古い様式による組曲」、ペルトの「鏡のなかの鏡」が収録されています。なお、伴奏者は長尾洋史氏です。 どうぞ、よろしくお願いします。cd


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2015年1月23日 (金)

コンサート情報です

寒中お見舞い申し上げます。
ハーブクラシックスからコンサートのお知らせです。よろしくお願いします。

~コンサートのご案内~
チェリストの青木十良(あおき じゅうろう)先生が、昨年2014年9月8日逝去されました。享年99歳でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。
2015年3月2日(月) 19時から東京・永福町のSonoriumにて、青木先生ゆかりの音楽家有志によるメモリアルコンサート【チェリスト青木十良先生追悼コンサート】が開催され、佐々木秋子が出演いたします。
佐々木秋子は、チェリストの青木十良(あおきじゅうろう)先生との多くの共演を通して、音楽芸術の真髄を学ばせていただきました。今回、演奏する多くの曲は、青木先生と演奏させていただいたものです。
なおチケットですが、主催者sonoriumホームページTOPのお申し込みファームから申し込みください。

チケット申し込み www.sonorium.jp/ticket150302/

会場の関係で限定95名となっておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
是非皆さまお誘い合わせの上、青木先生の追悼の時間を共有していただきたく、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

Sonorium主催
東京最後の名演奏をされた小ホールに集う有志たちによる
~青木十良先生 追悼コンサート~
2015年3月2日(月)19時(18時半開場)
主催/会場 Sonorium   http://www.sonorium.jp
4,000円(終演後、ワイン&軽食の追悼懇親会付)

[出演]
ヴァイオリン/荒井英治・近藤薫
ヴィオラ/須藤三千代
チェロ/金木博幸・松岡陽平・向井航・佐藤千鶴子
コントラバス/小笠原芽乃
ピアノ/佐々木秋子

<プログラム>
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番~第1楽章
サン=サーンス:白鳥
カサド:愛の言葉
ブルッフ:コル・ニドライ
**************
フィッツェンハーゲン:アヴェ・マリア
クレンゲル:アンプロンプチュ
エネスク:組曲第1番より「ユニゾンによるプレリュード」
シューベルト:弦楽五重奏曲第1楽章
ハイドン:チェロ協奏曲二長調(ソロ/金木博幸)

主催:ソノリウム
問い合わせ:Tel/03-6768-3000夜間Tel/03-6768-5026Fax/03-6768-3083

チケット申し込み
www.sonorium.jp/ticket150302/

【青木十良先生のプロフィール】
1915年(大正4年)7月12日東京、化学薬品の輸入貿易商の家に生まれる。
商売柄兄弟姉妹はドイツ語やフランス語を学び、音楽や文学に囲まれた環境に育つ。
15歳のころ、出入りのドイツ商人でクレンゲルの弟子だったA.フィッシャーからチェロの手ほどきを受けた。
その後は鈴木二三雄に師事。戦前より演奏活動を開始し、戦後NHKの専属アーティストとして全国各地で演奏活動を行う。
マルティーヌ、プロコフィエフなど数多くのチェロ作品の日本初演を行う。
その後、シュタフォンハーゲンなどと弦楽四重奏団を結成し、ヒンデミット、ラヴェル、ブリテンなどの日本初演を行い、室内楽の分野でも新たな道を開いた。
長い演奏歴のかたわら桐朋学園などで指導にあたり、門下からは優れたチェリストが輩出している。

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「aoki_3.2-1.pdf」をダウンロード

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「aoki_3.2-2.pdf」をダウンロード

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2014年11月10日 (月)

ピアノリサイタルでした

 先週、ジャン=マルク・ルイサダのピアノリサイタルが近所のホールであったので聴きに行ってきました。以前から一度聴いてみたいと思っていたピアニストですが、リサイタルは九州では何故か福岡市内でなく隣の大野城市でした。
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 観客は9割位の入りでしたが、聴きどころは後半に演奏されたショパンの曲でした。さすがはショパンコンクール入賞者ということですが、隅々まで神経が行き届いた良く考えられた演奏で、基本的には以前聴いたCD(雑誌に大賀ホールでの録音風景の写真と記事が載っていたので買ってしまった)と同じ音楽表現と思いました。その風貌や仕草に独特のエレガントさが感じられ、そのところが女性ファンを多く掴んでいるのでしょう。
 そう言う訳で、久し振りピアノの音をホール内でじっくりと聴くことができました。なにせ、いつもマイクを通した音ばかり聴いているので、こういう機会は重要で「耳リセット」ができました。
 実は、今現在、今年前半に録音したピアノソロCDの編集作業の真っ最中なのでした。cd
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2014年4月28日 (月)

また秩父!?

 先週もまたに秩父市に行きました。何をしに行ったのかと言われると、まぁそう言う訳でいつものCD録音です。cd 一週間前とほとんど変わらず西武鉄道の沿線や武甲山の北斜面には残雪がありました。snow
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 さて、今回は現在ピアノチューナーとして日本で一番有名なタカギクラヴィア㈱の高木裕社長が録音スタッフの一員として参加しました。いのピーとの付き合いもコロムビア時代からでとても長いです。いつもの様にピアノを完璧に調整していただけますので、録音はスムーズに進みます。録音終了後の夜は居酒屋で色々と業界裏話で盛り上がりました。up
 ところで、今回は名物の蕎麦を食べに地元で有名な「わへいそば」に行きました。この店名物の「芝桜海老天せいろそば」は既に売り切れていたので、普通の天せいろそばを食べました。もちろんつゆは「くるみ汁」で、大変美味しかったです。delicious
 ゴールデンウィークは観光客が殺到することでしょう。noodle
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2014年4月19日 (土)

秩父です

 今週は9ヶ月振りに秩父市に行きました。何をしに行ったのかと言われても、羊山公園の芝桜を見に行った訳ではありませんし、また今冬の大雪の被害を見に行った訳でもありません。でも、山の北斜面にはまだ雪が残っていましたけれど・・・。snow
 もちろん、お仕事で行った訳ですけど、その内容はまた、別の機会にご紹介いたします。それで、当然名物の蕎麦を食べたことは言うまでもありません。noodle
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2014年4月 9日 (水)

優秀録音に選ばれました。

 レコード芸術誌4月号いのピーが録音したCDが新譜月評優秀録音に選ばれました。そのCDというのはチェリストの水谷川優子「魂をこめて」(HERB-019)というアルバムで、同時に準特選盤にも選ばれました。昨年7月に埼玉県秩父市で録音したものでハーブクラシックスからリリースしています。このCDのキャッチは「豪快にして繊細、上品な温もりに満ちたチェロの調べが、作品の核心に迫りながら、聴き手の魂も深く揺さぶる。」というものです。cd
 レコード芸術誌の録音評を引用すると「2013年、秩父ミューズパーク音楽堂での録音。響きの美しいホールの特長を十分に活かして、楽器をのびのびと歌わせている。チェロはほどよい大きさで中央に定位、響きがよく捉えられているが、楽器が大きくなりすぎることはない。ピアノはほんのわずか奥に定位しこれもクリアな音色である。全体に無理のない音作りで音楽そのものが極めてよく伝わってくる。」でした。
 皆様どうぞよろしくお願いします。
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2013年9月25日 (水)

来た急!?

 先週は思い立ったが急ということで、北九州市に行って来ました。と言っても別にギラヴァンツ北九州のサッカー観戦に行ったのではなく、先日の録音のお仕事でお世話になったチェリストとピアニストのリサイタルが北九州市戸畑区であったので差し入れを持って聴きに行って来ました。present
 さて、近年その人口が100万人を切って減少している北九州市で、普段は鉄道や高速道で通過している都市なのですが、この日ばかりはリサイタルということでJR九州の電車に乗って行ってきました。ところで、実は何を隠そういのピーは北九州市生まれなのでした。
 そして、その戸畑で降りる前に八幡で途中下車してウン十年振りに皿倉山頂から北九州市を一望しました。その後戸畑に到着し老舗蕎麦屋「藪蕎麦」の茶そばで腹ごしらえを済ませてからコンサートホールに向かいました。
 リサイタルの演奏曲目は先日の録音でしっかり聴いた曲等が披露されましたので、安心してsign02・・・聴くことができました。notes そしてリサイタル終了後のロビーでのCDサイン会の終了後アーティストにご挨拶をして帰りました。観客の中には鹿児島から九州新幹線に乗って駆け付けた方もいらっしゃったそうです。bullettrain
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2013年7月12日 (金)

満員御礼!

 全国のトップを切って関東地方は7月7日に梅雨明けとなり、いきなり猛暑日となりましたが、先日ご紹介しましたように7日午後に東京赤坂のドイツ文化会館ホールに於いてピアニスト佐々木秋子がサロン・コンサートを開催しました。
 このコンサートは夏恒例となりましたが、今年はウィ-ン・フィルハ-モニ-管弦楽団ソロ・クラリネット奏者P.シュミードル、チェロ首席奏者のF.ドレシャル両氏からコンサート のお話を頂き、七夕コンサートとして開催することとなりました。オーストリア国旗
 この炎天下の中予想を超える沢山のお客様がいらっしゃって主催者側としては大変ありがたく思っており感謝しております。予想以上のお客様に対して椅子が足りなくなり急遽椅子を倉庫から出して何とか対応しましたが、それ以上にプログラムが底をついてしまって大変申し訳ありませんでした。今後の反省課題といたします。sweat01
 その熱いお客様の期待に応えて、この日の演奏は大変な力演となりました。
 外は滅茶苦茶暑いですが、ホール内にはその熱さを忘れるようなウィーンの爽やかな風が吹いていた感じがしました。
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