カテゴリー「弦楽四重奏団」の9件の記事

2010年9月16日 (木)

永冨和子さんの思い出

 ピアニストピアノの永冨和子さんがお亡くなりになりました。そのニュースにゅうすこちらへ。コロムビアからのお知らせはこちらいのピーもコロムビア在職中には大変お世話になりました。そのコロムビアの洋楽部が国内制作した永冨さんのCDがいのピーが録音を担当した1998年11月19日の津田ホールでのライブ録音「永冨和子/ベルリン弦楽四重奏団によるブラームスのピアノ五重奏曲」です。ピアノ五重奏曲と言ってはこのブラームスは単なる伴奏を超えてコンチェルト並の技量を必要とするピアニストにとっては難曲なのですが、さすがに立派に演奏されています。ディスコグラフィーのなかには廃盤になっているCDもありますが、もしかして追悼盤として復活するかもしれません。  
 その後コロムビアがクラシックの新譜の制作を削減する中でも、自費でプラハチェコに行って現地で録音しコロムビアからCDを自費でリリースするという活動を続けられていました。
 イタリアンイタリアが特にお好きな方で、お気に入りのお店が今は移転してしまいましたが赤坂の旧TBS会館地下一階のトラットリア「グラナータ」で、マスタリング作業の立会いで来社されたときのお昼は必ずこの店に招待されて、ランチランチでなく昼間からフルコースの料理の接待を頂きました。しかも美味しいワインもボトルayaで頂きましたので会社に戻ってもバレないよう酔いを覚ますのが大変でした。酔っぱらいおやじ。 もちろん秘かにスタジオに戻ってからはシエスタ、シエスタ・・・ぐぅぐぅ という思い出話でした。book
 ご冥福をお祈りします。祈り

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2009年4月30日 (木)

軽皆カルテット?

ハイドンの弦楽四重奏曲のお話の続編ですが、デンオン・レーベルから久しぶりに結成25周年を迎えたカルミナ・カルテットの新譜<バルトーク:弦楽四重奏曲第1番&第2番(DENON-COGQ-37)cdがリリースされましたのでご紹介します。これは昨年日本で録音されたものですが、私も彼らの録音セッションに参加したことがあります。そのセッションの収録曲にはクイケン・カルテットと同じハイドンの弦楽四重奏曲作品76<エルデーディ四重奏曲>もあって、それはスイスのラ・ショー=ド=フォンclockムジカ・テアトルで録音したものです。写真cameraはその時のもので、調整室でプレイバックを聴いているカルテットの様子を写したものです。ところで写真に写っている日本人らしき人物shadowは私ではなく、当時オランダオランダでトーンマイスターの勉強をしていたH氏でアルバイトでアシスタントを依頼していました。その他の写真はマイクセッティングの様子を写したものです。さてカルミナ・カルテットの録音セッションについてですが、全曲通しテイクは少なく、少し進んでは止まって、楽譜の演奏上の意見を出し合い、お互い議論を交わし細かいところまで解釈を統一してから、また元に舞い戻って演奏を始めるという風に「三歩進んで二歩さがる」という具合にジグザグに進行するので、時間がかかりますし、当然のことながらテイク数も非常に多くなります。でも録音に対する彼らの厳しさや集中力は凄いものでメンバーの皆が軽いノリで演奏するような軽い人達では決して無いことをここで強調しておきます。annoypunch  6月に来日公演(録音はてなマーク)の予定です。飛行機11_1 21_1  31_1

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2009年4月24日 (金)

灰鈍の教会録音!

さてこのハイドンの弦楽四重奏曲 Op.51「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」(COCO-70520)の録音プロトコルですが、録音機材は弦楽四重奏曲作品76<エルデーディ四重奏曲>と全く同じです。メイン・マイクDPA4006のセッティングがカプセル間隔52cm、高さ206cmでAB方式となっています。録音風景写真カメラを探したのですが見つけられなくってごめんなさい。weep  しかしこの曲が曲だけに教会教会で録音したのは結果的に大成功だったと思います。ビックリマーク アーティストも録音スタッフも録音が進行する中で次第と何か清らかな特別な精神状態に達して行きそれが名演奏に繋がって、そしてそして今やこの曲の代表的名盤cdとなってしまいました。合格 そういうことで、録音会場の選択も大変重要ですね。単に「美味しい物が食べれる」からと云って決めてはいけなんいですよ。!? この曲は緩徐楽章が連続するために正直聴いているうちに眠くなります。sleepy 事実私も録音中に何度も睡魔に誘われました。夜ムーンライト寝付けない時に睡眠導入剤的に聴くと効果があるかもしれませんね。ところでチェロのヴィーラント・クイケンは肉食家なので毎食ステーキを食べるということで録音セッションの間お昼ランチはいつも彼一人でステーキ屋ナイフとフォークに行っていました。足あとtaurus

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2009年4月22日 (水)

杯呑の秘曲?

クイケン・カルテットによるその他ハイドンの作品としては、隠れた名曲といわれる弦楽四重奏曲 Op.51「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」(COCO-70520)があります。録音は1994年10月、オランダ、ハーレム、ドープスヘジンデ教会で行ったものです。曲のタイトルからご想像出来るかと思いますが、大変暗~い(ごめんなさい)けど美しい曲です。終楽章の「地震」を除けば全楽章が緩徐な曲(ゆったりとした癒し系)で構成されているという極めて異例な作品で、オリジナルは管弦楽版で発表当時大変人気を呼んだらしく、この作品に自信があり気を良くしたハイドンは弦楽四重奏版、オラトリオ版、さらにピアノ版等にも編曲しています。ちなみにこの作品の代表的CDは管弦楽版として、ムーティ&ウィーン・フィルアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、今年リリースされたブリュッヘン&18世紀オーケストラ等、弦楽四重奏版として、エマーソン弦楽四重奏団等があります。ところで先月インマゼールがトッパンホールでフォルテピアノで演奏したリサイタルは感動ものだったそうですって。sign01 さて、弦楽四重奏版は管弦楽版ほどダイナミックな表現はないものの、四本の弦楽器が織りなすデリケートな音の純粋な響きと静かな緊張感の持続、さらに感動表現において極度の集中が要求されます。そういう意味ではピリオド楽器を用いたクイケン・カルテットによる演奏はハイドン自身が「音楽をはじめて聴くものにも、深い感銘を与えずにはおかない。」と語ったことを正に証明するような感動に満ちた名演となっています。もしかしたらハイドン・イヤーの今年この曲、ブレイクするかも・・・爆弾

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2009年4月19日 (日)

廃丼は200!

今年は交響曲と弦楽四重奏曲の「父」と呼ばれる偉大な作曲家ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)の没後200年のアニバーサリーイヤーでもあって、ウィーンでは彼の色々な作品がコンサート、オペラで演奏され、「ハイドン・イヤー2009」としてウィーン市を挙げてこの偉大な作曲家のお祝いをすることになっているそうです。クラッカー ということで、いつものお決まりになってしまいますが、私のハイドン録音制作作品についてですが、交響曲に関してはヘスス・ロペス=コボス指揮ローザンヌ室内管弦楽団の録音セッションに参加していますが、今回は弦楽四重奏曲を取り上げてみましょう。先ずはクイケン・カルテットによる弦楽四重奏曲作品76<エルデーディ四重奏曲>です。この作品76の2作品76の4はオランダ、ライデン、シュタッツヘホールザールで録音しました。録音の様子を写した写真を見ていただきながら録音プロトコルを紹介します。録音機はNAGRA-D(44.1KHz,20Bit,4ch)、ch1,2はメインマイクのDPA4006(カプセル間隔55cm,高さ212cmAB方式)で、ch3,4はアシスタントマイク・ミックスです。アシスタントマイクはヴァイオリン1,2、ヴィオラにはショップスCMC-54U(高さは全て201cmに統一)で、20cmの台に乗っているチェロにはノイマンU 87(高さ124cm)です。それと何やら不気味な生首ドクロが居るのがお分かりでしょうかはてなマーク 3_1実はこの生首ドクロノイマン社ダミーヘッドマイクKU 100(高さ154cm)で、当時通常の録音に加えてバイノーラル録音もやっていました。それでなんですが、最初トークバックスピーカーをダミーヘット゜マイクの近くに置いて録音を始めたのですが、アーティストから「喋る生首ドクロが余りにも生々しく不気味で怖くて叫び演奏に集中できないので2_1スピーカーを移動してくれsign01」と言われました。しかしアーティストはこのダミーヘッドマイクを親しみを込めて「ゲルハルトびっくり1(ディレクターの名前ですが)」と呼んでいました。ダミーヘット゜マイクを使用する録音では気を付けましょうね。danger

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2008年9月22日 (月)

ブラ五の思い出?

15日のコンサートの後半ではブラームスの名作ピアノ五重奏曲(ブラ五、ブラ男じゃないですsign03)が演奏されました。この曲を以前旧東ドイツを代表するカルテットのベルリン弦楽四重奏団&ピアノ永富和子でライヴ録音(津田ホール)をしたことがあります。録音機はTASCAM DA-98とNAGRA-Dでパラ録りし、CD(COCQ-83292)発売されました。cd この録音をした時ですが、もちろんゲネプロから全部録音しますが、コンサート最後のアンコール曲としてこの曲の第3楽章を演奏することを事前に決めていました。しかし、いざ本番では第2楽章の出来が良くなかったため、舞台袖でディレクターが急遽第2楽章に曲目変更指示したことを思い出しました。その後の編集作業を考えるとOKOKテイク音源素材は多く必要ですからね。restaurant えぇ、もちろん私が編集も担当しています。

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2008年9月16日 (火)

マンデルリングって何でるりんグゥー?

昨日は、上野の国立博物館平成館で開催されたマンデルリング・カルテット&佐々木秋子(ピアノ)のコンサートをライヴ録音しました。マンデルリング・カルテットは今年結成25年を迎える、現代ドイツ楽壇を代表する実力派弦楽四重奏団です。マンデルリングという名は、練習所のブドウ園が、マンデルリング(アーモンド通り)にあったことに拠ります。演奏曲は前半がシューベルトの弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」、ショスタコーヴィッチの弦楽四重奏曲第8番「戦争とファシズムの犠牲者の思い出に捧げる」で、後半がブラームスのピアノ五重奏曲でした。その緻密なアンサンブルと研ぎ澄まされた集中力での演奏は聴衆を圧倒しました。思わず、グゥーrock annoyImg_1983_1  Img_1977_1Img_2001_1

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2008年9月12日 (金)

イノピーはアキバオタク?

約一ヶ月振りの更新で、申し訳ありません。単にブログネタが無かっただけでした。(゚Д゚)ハァはてな その間やっていた事はハーブクラシックスの10月新譜CD(クラシックとジャズの2タイトル)の音源編集とTDマスタリング、ジャケットデザイン制作等でズゥーッと家houseにこもっていました。天気も雷雨thunderrain続きだったりして良いのか悪いのか。bearing さて今日は午後から今注目の現代ドイツ楽壇を代表する実力派弦楽四重奏団のマンダルリング・カルテットのセミナーを少しだけ覗きましたが、日本人の若手カルテットに大変熱心にレクチャーをしていました。それはそれとして15日に彼らの初来日コンサートが東京国立博物館で開催されます。当日はコンサートチケットで平常展も観覧できますので、どうぞお越しください。詳細はハーブクラシックスのHPに掲載しています。その後新譜のプレスマスター用CD-Rを買うために秋葉原へ出かけました。アキバは久し振りですが、つい昔の虫が出て来てふらふらと秋月電子やラジオデパートに寄ってしまいました。happy01Img_1950_1 _1 Img_1953_1

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2007年10月17日 (水)

リツキーの録音はライデンでん!

以前オランダオランダのクラシック音楽用の録音会場の紹介をしましたが、リツキーの録音に関連して、その続きでハーレムの南のライデン(Leiden)を紹介しましょう。ここにはスタッツヘホールザール(Stadsgehoorzaal)という名前の市民ホールというか市民講堂があります。普段は色々な催事に使用されているようで、我々が行った時もライデン大学の期末テスト会場となっていました。ここの音響は中低域が暖かくかつ高域抜けの良いアップ響きが特徴でピアノソロや室内楽には持って来いの会場です。ここではリツキー(リスト:メフィスト・ワルツ)とクイケン四重奏団(ハイドン:弦楽四重奏曲作品76<エルデーディ四重奏曲>)の録音をしました。ライデン大学と言えば日本人には馴染み深いシーボルトを思い出しますが、もちろん録音の合間にシーボルト博物館を見学しました。写真はマイクセッティングとリツキーとのレストランでのスナップ写真、それと録音している時間より音楽の解釈についてメンバー同士で議論している時間の方がず~っと長いビックリマーククイケン始終相談(四重奏団)です。!!   

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